9話ですね。
明星スバルの奮起から1週間。いよいよ始まる学院内最強決定戦DDD。
しかしTrickstarは未だバラバラ。謎の美少年監禁事件(※普通に犯罪)が彼らの障害となっていたり、問題が多き状態で幕を開ける波乱万丈が予想される一回でした。
何かと"突っ込みどころが多い"話に仕上がっていた印象。今回はストーリーの筋を大事にしたお話だったと思うので、序盤から順番に時系列順に追っていく記事にしようと思います。
しっかり書かせて頂きますので、よろしければお付き合いくださいませ!
目次
蓮巳敬人の単なる独りごと
開幕では紅月に加入した(加入直前?)の衣更真緒の姿が描かれました。
僕は自分の記事の感想を見させて頂く中で「紅月は生徒会側のユニットではあるが、実はメンバー全員が生徒会というわけではない」という情報を入手してしまったのですが、アニメ中では鬼龍と神崎の2人が生徒会ではないことが明確に描写された(※蓮巳の発言から察せられる情報)初めてのシーンだったと思います。
極力、関係性や話の内容が分かってしまうツイートなどは見ないようにしているのですが、一部どうしても目に入って知ってしまうものもありますのでご容赦をば…(必要に応じて白状していきます)
紅月が体制的な事情ではなく、"蓮巳敬人という個人"を中心とした信頼関係で成り立っているユニットであることが明確になったのも、このシーンが初めて。そうだろうと想像できる箇所はあったと思いますが、実際に3人が揃ってそれを口にした意味は大きかったと思います。
それが分かった上で真緒に向けられた「単なる独りごと」だからこそ、大きな意味が込められていると思えるもの。
蓮巳が過去にどんな失敗を経験したかは分かりません(今どんな考えで動いているかも明確ではないが…)が、それを経験してきたからこそ、今は立場を超えて一蓮托生とも言える仲間達とアイドルができている事実があります。
そんな蓮巳が向ける「仲間を想う気持ちを大事にしろ」という弁には、その場からだけでも感じられる説得力がありました。
蓮巳の伝えたかったこと
何でもできるからこそ、最良を考えて行動することができてしまう衣更真緒。
でも物理的な最良が、個人にとって最高とは限らない。やるべきこととやりたいことは別、と言いましょうか。現に彼はその狭間で悩み、どうすべきか分からない状態にあったと言えます。
しかし所詮10代の考える狭い世界での最良なんて、より広い世界で見れば最良というわけでもない。たった1つの歳の差しかない蓮巳と真緒の間でさえ大きな価値観の差が存在していることを考えれば、それは明らかです。
真緒の考える最良は、広い視野で見れば「小賢しい」で済まされてしまうような選択かもしれないし、それが結局悪い方向に転ぶ可能性だって十分ある。何を選んだってギャンブルなのが若さというもの。
だとしたら、今は自分の持つ最もポジティブな感情に殉じるべきだ。
頭で考えるより強く「仲間と共にありたい」と心が想うなら、そちらを優先しても良いのではないか。そんな物言いの、蓮巳敬人の本質的な熱さのようなものがヒシヒシと伝わってきて心地良い会話です。背中で語る良い先輩。
短いものの、その時間で真緒の気持ちを動かしたことに違和感もない良いシーンでした。僕はこういうやり取りが好きです。
瀬名泉と遊木真
さぁOP明けからが問題のシーン。
瀬名泉 気持ち悪い 【検索】↖
世界一怖いタコさんウィンナーの使い手 瀬名泉による遊木真との甘い監禁生活のスタート。話しぶり的に数日に渡って学院の一室に閉じ込められているようです。退学待ったなし。何故バレなかった。
こういう監禁ものの場合、行き過ぎた独占欲の表れとして対象をぞんざいに扱うことが多い中で、瀬名くんは自家製お弁当を持参してわざわざタコさん切りしてしまうという純粋な博愛表現を見せてくれたのがポイント。
一応、彼は本当に真のことを大切に思っている…ということは伝わってきます。だかこそそれが狂気的かつ猟奇的に映るというもの。
オマエのためにはやおきしておべんとうつくってきたんだ。ゆーくんに食べてほしくてウキウキでお弁当箱に詰めたんだろうなぁ。気持ち悪いなぁ(褒めている)
その他スバルのことを「ゆーくんの"知り合い"?」と言って友人扱いしないなど、自分の価値基準の外側にある存在を評価しない傾向も。独占嗜好はかなり強め。盗聴器という定番技もしっかり押さえてきます。
ただスバルに特別敵意をむき出しにすることはないことから、他人と自分の愛情を比較して嫉妬するキャラではなさそうです。単に今は自分に自信がある…と取ることもできます。
さらに「陰険!ロクデナシ!ワカメ頭!」と言われてちょっとムカっと来ている辺り、自分の行動の悪性に気付いていない感じもありますね。アニメ系の陰険キャラって何でかワカメにされがちですよねぇ。
総合すると、執着というより純粋な愛情寄りの感覚で真と接しているように見えますが、その体現方法には明らかに歪みがある。それが瀬名泉の抱える闇のようなものだろうと推察しています。
なかなか味わい深いキャラだと思うので、今後よりトリッキーな活躍をしてくれることに期待します。
真の成長が見せたもの
顔面を壁にぶつけてもそんなヤバい音はしない。
それに引っかかっちゃう辺り瀬名泉くん結構かわいいところある。
今回は初めて真が個人で自分の意志を見せてくれたように感じます。
瀬名泉が「唯一評価しているのが自分の顔」としている辺りにまだまだコンプレックスを感じますが、着実に彼は前を向いていますね。
彼はスバルと同じで微塵もTrickstarから離れようと思っておらず、強制的に脱退させられそうになっていただけだったことが分かったのも良かったです。全体的に普段の彼らしくない大胆な行動が多く見られ、その全てが「Trickstarの為だからできた」というのが彼の成長を決定付けたと思います。
何より「スバル独りが英智に影響されなかったわけではなかった」というのが、この物語における大きな救いでしょう。
Trickstarを結成する前から、グラビアモデルとして(詳細は不明ながらも)挫折を経験している彼は、やはり精神面では他のメンバーより1ランク洗練された位置にいるのかもしれません。
挫折の経験があるからこそ弱気になりがちなものの、その経験が英智の弁舌に左右されない地力をつけてくれているのは間違いないはず。真の意味で乗り越えられる日が来れば、きっと彼は物凄く強くなれる。
他3人の陰に隠れるだけのメンバーではない意志を見られて良かったです。応援してるぞうっきー!
Knights VS Trickstar
これでTrickstarは北斗を除く3人が合流し、何とかパフォーマンスを成立させられる形を取り戻したと言えます。
不可抗力とは言え、覆面を被せた張本人(スバル)が本番ギリギリまで会場に現れない地獄の時間を経験したあんずちゃんが不憫。大事にしろ(定期)
「まともにやったらKnightsが負ける要素はないんだからね!」
と、一番まともじゃない奴がフラグを立てて行くのであった。
ちなみにこの際の瀬名も、真脱走のきっかけを作ったスバルが敵意むき出しの目線を送っているのにも関わらず、睨みつけていたのはあくまで真の方だったことが語られており、彼の歪みがより色濃く描写されています。良いキャラですね。
その瀬名泉の監禁事実に尾ひれと背びれをつける形で衣更真緒が拡散。民意を味方につけるなど、扇動者としての才能を見せます。この辺りの立ち回りの上手さは流石生徒会役員の1人…と言うべきでしょうか。
やり方は間違っていないのですが、正義かと言われると疑問が残るレベルで事実を偏向させていたのは否めません。言わばゴシップ記事に近いやり口だなとは感じます。
彼自身が善人なので問題はないはずですが、こういったノウハウをより良い方向に使えるようになると、衣更真緒はより優れた個人になって行きそうだなと思います。
突然の死
そしてKnightsは死んだ。
まさかのライブシーンすらなしで音速の退場。
確かKnightsは「とある理由でリーダーが不在」ということだったので、完全な形で揃った時にライブシーンが見られるのでしょう。
現段階では、とても揃ってライブができるようには見えないチグハグっぷりを見せてくれたこともあり、彼らを強豪ユニットを足らしめる理由は必然的にそのリーダーにあるのだろうと解釈せざるを得ません。
結果として、リーダーとして現れるキャラクターの存在感が相当なものであることに期待が高まりますし、その期待を超えてくる人物だからこそこの呆気ないストーリー展開かな…と考えています。
だとしたら、Knightsのメンバーの本質的な部分はまだ見えてないと思っておくべき。あの中の唯一まともそうだった鳴上くんも冷静に考えるとオカマだし、単純に特徴的なはずの彼がまともに見えるというのがまた1つ歪みとも言えます。
結局、彼らのことはまだ分からず終い。今後に期待します。
とりあえず凜月くんはお兄ちゃんと同じく日差しに弱いのが分かって良かったですね。やっぱり兄弟。
流星隊の戦略
天祥院英智有するfineの初戦の相手はあの流星隊。
「初戦は手を抜く」と言っていた英智が本気を出さなければならないほどで、周囲から「事実上の決勝戦」と嘯かれるほど強力なユニットだったらしいことには驚き。しかし、奇人を有しているユニットが弱いわけがないと言われればそうですね。
「先制攻撃が俺の流儀だ!」
※ヒーローは先制攻撃しません。
千秋先輩もなかなか面白い動きを見せてくれました。
猪突猛進型のキャラでありながら、最終的な勝利のため他ユニットを巻き込んで自ら布石になることを選んだり、英智の病弱部分を容赦なく突いていったり、存外に冷静でしたたかな戦術が取れる男な模様。
空気の読めない男でヒーロー系のユニットを組んではいるものの、いわゆる子供向けのヒーロー観とは少し違う考えを持っているように見えますね。例によって彼にも何かこうなった理由があるのだと思います。それはまだ分かりませんが、それがあるのだろうと感じることはできました。
同じ奇人同士、目配せだけで日々樹渉との関係性を匂わせた深海奏汰など気になるポイントは多い流星隊。次の活躍はいつになるのか楽しみです。
2winkは今回も布石としての活躍で、出番もほぼ圧縮。
個性の割にまだ朔間と深い関係にあること以外全く分からないのですが、この従順ぶりにはそれだけで"何か"を感じられるようにはなってきました。
UNDEAD含めた朔間零周辺の関係性は、初期から登場している割にまだ未知な部分が多い印象。紅月と比べると全容の不明瞭さも際立ちます。そろそろ彼らにスポットが当たるところが見たい思いも強いですね。
Ra*bitsのステージ
Trickstar準決勝の相手はあのRa*bits!
例の2話から苦節2か月。遂に彼らの良いところが見られるというわけです。
「あれ?仁兎ってこんな猫語みたいな喋り方するんだっけ?」と思っていたらまさかの壮絶噛み噛み。噛み方にも限度ってもんがあるだろ。口内炎に気を付けて下さい。
別にマリオネットの時はそういうキャラではなかったし、ステージ上で噛むということもないため、何故か現在の日常会話でだけ噛んでしまうことには疑問が残ります。
ステージ上では"アイドル"として堂々と振る舞えるが、素の自分として他人に強い言葉を向ける(お兄ちゃんぶる)のにはまだ慣れていないということでしょうか…。
彼らもあの壮絶な体験を乗り越えて、見事準決勝に進出できるユニットにまで成長。そもそもあの時点で完成度が低いユニットではなかったのかもしれませんが、彼らなりに挫折を乗り越えてここまで来たようです。
そんな満を持しての彼らのライブは、作中で初となる彼らの3Dライブです。
キャラと歌のギャップが光るライブ
朝の子供向けアニメを見ていたか?
というような愛くるしい演出と曲調で、彼ららしいライブが始まりました。
でも想像以上に皆の歌声が色っぽい!
普段の子供っぽいキャラや声から一転、歌声には艶があるメンバー揃い。歌詞も女性をエスコ―トするような内容で、ギャップを強く感じさせてくれるのが面白い。
声変わり後の仁兎が「艶っぽい良い声」であることは「マリオネット」で鬼龍の口から語られていましたが、それが今回良い感じに回収されたのも熱い展開。
メタ的なことを言えば、男性声優には可愛い声を出せる人は多くいても、可愛い声で歌まで行ける人はあまり多くない印象があります。地声が高くても音域が広いわけではない、という問題があるからかもしれません。
そういう観点で見てもこのRa*bitsの歌とキャラのギャップで魅せるアプローチは、なかなか見るものを惹き付ける力があるなと感じます。EDテーマの段階ではあまり気にしていなかったのですが、可愛い系の曲をあまり好んで聞かない僕が「不思議と耳に残る歌だなぁ」と感じていたのはそのせいだったのかもと、今回を見て思いました。
ストーリー的には短い登場、唐突な出番からの3Dライブで「おぉ!?ここで!?」という思いもありましたが、今まで感じていたRa*bitsの特徴と、感じたことがなかったRa*bitsの良さ、幕間での彼らの成長を総合してしっかり感じさせてくれる内容のライブでとても良かったです。
欲を言えばもう少し彼らのエピソードを…とも思いました。
しかし、1本の作品のまとめ方としては「ライブの使い方が上手い」と言って良いでしょう。僕にはこの9話で彼らのライブを通して、彼らがより魅力的に映ったのは間違いないですので。
そして後半に行くにつれて、こう…プリの畑から来ているので、どうしても「サイ○リ○ム○ェン○!これはもう○イリ○ムチ○○ジするだろ!」と思わずにはいられないようなウズウズ感があったのはご愛敬…とさせて頂きたいところ…。
4人にこだわるTrickstar
Ra*bitsのあとはいよいよTrickstarのライブ。
楽曲は「Rebellion Star」ながらも歌唱はちゃんと3人ver.で北斗が欠番に。EDテーマの挿入歌紹介でも、アーティスト表記がTrickstarではなく3人の連名になっている辺りにこだわりを感じました。
しかしながら、ダンスの振りは変えられずに4人のものがそのまま使われているため、明らかに北斗の欠場が浮き出てしまう映像作り。Trickstarは4人編成で2:2に分かれる振りが多いので、どうあっても気になるでしょう。
この演出によって彼らがあくまで「4人揃ってTrickstar」であることにこだわって北斗の帰りを待っているように見えるため、非常に心打たれるシーンになっていたと思います。こういう友情の見せられ方に弱いので、ちょっと泣きそうになってしまった。
3人ながらも4人前提で最高のパフォーマンスを披露して、会場を沸かせた3人。その彼らの姿を後方から見届けていた氷鷹北斗は果たして何を思い、何に迷い、会場を後にしたのでしょうか。
北斗が選んだ道 選ばされた道
というわけで、最後に今回の氷鷹北斗についてまとめておきましょう。
この9話で設定上の存在だった父親(似すぎ)の姿が明らかになり、それに対応する形で彼の幼少期からの経歴が語られました。
両親共に著名人である彼には、生まれながらにして「優秀であらねばならない」境遇にあり、それが言わば彼にとって人生に降りかかる呪いとなっていました。
彼は社会的に見て最も過酷な宿命を背負わされた人間の1人。
自身の感情だけで人生を決められない立場にあり、誰よりも現実的な選択をしなければならない人間でした。
他のメンバーの過去が語られていないとは言え、彼が「3人とは一緒ではない」と思ってしまうのも理解できるというもの。
「俯かず、立ち止まらずに歩き出してほしい」
「だってこれは…君が選んだ道なのだから」
そして英智の繰り出す正論に、何も言い返すことができない北斗。謀略を企てた張本人が身近で言葉を弄してくるというのが、彼の意識をよりTrickstarから遠いところに置いてしまっていると言えるでしょう。
しかし実際、英智の弁は一見正論なようで、決してそうではありません。何故なら現時点での北斗の選択には、自分の意志というものは存在していないはずだからです。
7話のラストで北斗はスバルに「お前のおかげで、俺はアイドルというものを少しだけ好きになることができた」と言っていたと記憶しています。それは単純に「昔は嫌いだった」と言い換えて良いはず。
ここから察するに彼は、ずっと嫌いなのにアイドルを目指して努力をしていたことになります。
だとすれば「両親の名に恥じないアイドルになる」という目標は、彼の出生と生い立ちによって定められたものであり、彼が選んだ道とは言えません。
"選ばされている"ことを"選んでいる"と誤認している、と言いましょうか。
これは北斗が年齢的にも未熟な"子供"であるかつ、自身の両親の庇護下にある立場上"子供"でもあるという2つの意味で"子供"であることを引き起こしてしまう不幸であり、避けることはできません。
だからこそ彼は気付かなければならない。
自身が本当に求めているものが何なのかを。
それを知った上で自身の意志でアイドルを目指すのと、このまま呪いに縛られながらアイドルを目指すのでは全然違います。願わくば彼が、近い将来その結論に辿り着けますよう。
彼が月を見上げているシーンで「お?"山の頂に咲く一輪の名も無き花"にでもなるつもりか?」(※声優ネタです)と思いましたが、冗談抜きで"一輪の名も無き花"として輝く自身を、彼は模索してもがいている最中なのだよなぁとしみじみ思ってしまったり。
そぉうです!貴方の日々樹渉です!ンフ♥
好きなタイプのキャラだから早く活躍してくれ。
おわりに
8話の感想は超難産でしたが、9話はノリノリで書きました。
今週は先週で投げ飛ばした情報を大きく広げる内容だったこともあり、8話をしっかり見ていたおかげでかなり楽しい一回になりました。
正直、シナリオとしてはかなり荒々しく進行した空気感があり、原作からかなりカットされた部分が多かったのでは…と感じてはいるのですが、完全初見としては「見たかったものは見れた」という感想で、かなり満足度が高い回です。
8話時点でとにかく登場キャラが多く、ぶつ切りに情報が投げ込まれて困っていたのに対し、9話が「確かにこれをやるなら8話がああなったのは納得」と言える内容だったのが好印象。望んだリターンがちゃんと返ってきたという感じ。
本文に書いた内容の他に暗躍している朔間と流星隊の関係性など匂わせるものも残しつつ、要点をしっかりまとめ上げてくれたと思います。なので僕は良い意味で"突っ込みどころが多い"回だったと認識していますが、原作ファンの方々と少し受けた印象が違うのかもしれません。
DDDは決勝戦を残す形でTo be continued。
次回からは「エレメント」という全く別のシナリオがスタート。これも何やら原作ファンを熱くさせるエピソードであることが耳に届いています。
確かに今回は「ここで区切りたい」意図を感じるまとめ方だったとは思うのですが、そうだとしてもここであえて切り、別のエピソードを始めるというのには何か理由があるはず。その理由なども考えながら、次回からのストーリーを楽しんで行きたいです。
それでは今回はこの辺りで。
また来週お会いできたら嬉しいです。
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