目次
9.ロックマンXメドレー【ロックマンXシリーズ】
さぁやってきた俺の初ロックマンシリーズ!
コレクション発売も間近に迫り、セトリ後半に持ってくることで一押ししてきた25周年作品です!
前記の通り僕が人生で初めてプレイしたのがロックマンX2。
その後X5~X8をオンタイムで楽しんでいたという感じ。
中抜けしているX3やX4は、身内がプレイしているのを横から眺めていたくらいで。
プレイしたのは20歳を超えてからというところでしたが一通りは何周も遊ぶほどプレイしました!
総周回プレイ回数では恐らくシリーズトップであると思われます。
なのでXシリーズは特別思い入れのあるシリーズと言って過言ではありません!
こちらも公演によって内容が変わるメドレー形式。
聴きたい曲は山ほどあるシリーズで、できれば全部聴きたかったという内容。
千秋楽を1曲ずつ紹介して行きましょう!
オープニングステージ ゼロ【X4より】
やっぱりゼロはOPステージに定評があるよな。
X4にてついに正式なプレイアブル主人公としての地位を確立したゼロですが、オープニングステージ楽曲はスタイリッシュでカッコイイ!
ギターのリフと主旋律を刻むシンセサイザーの音が激しく唸る疾走感が魅力的なこの曲は、原曲のイメージを最大限尊重したロックアレンジでの演奏となりました!
今回の演奏曲の中でも屈指のストレートなバンド演奏曲ではないかと!
Xシリーズはシリーズの中でも特にロックサウンドが印象的な楽曲が多いですからね。
ゼットセイバーの斬撃音とゼロの声、X4以降の特徴的なジャンプと雑魚の破壊SEが自然と脳内再生されるよう。
ゼロのテーマと言うと、X1~X4までそれぞれ違った曲がありますが、どれも甲乙つけ難い良さがありますよね。
個人的にはX2とこのX4のOPステージがストレートにカッコ良くてで好きかなぁと。
メドレーの1曲目にして最高峰のBPMが襲いかかり、次はこの曲!
Higher The Air - Air Force Stage【X7より】
X7よりエアフォース(ウィンド・カラスティング)ステージより演奏!
X7以降の楽曲はこの曲が全公演通して初めての演奏ということで、プレイ画面にアクセルが映るのも初めてだったとのこと!
X7はこう、ゲームの出来があまりにもアレなのでアレな感じなんですが(分かって)
この飛行機を乗り継いで進んでいくステージは(良くも悪くも)非常に印象的。
更にゲーム中では攻略にホバリングが重要で、アクセルの見せ場ともいうべきステージ。
それも含めてのチョイスというところでしょうか。
個人的にX7というとこの飛行機とライドアーマー、あとはフレイム・ハイエナードが非常に強く脳裏に焼き付いているという感じです。
斬るのがトロすぎるゼロのことは忘れたな。
1曲目から打って変わって、Xシリーズの中でも取り分けBPM低めな曲で雰囲気の違いをしっかり出す演奏でした。
Xシリーズの名曲は本当に速度がとんでもない曲が多いので、メドレーの間にローテンポな曲を挟むと、曲の質感の違いも楽しみやすくなりますね。
速すぎる楽曲ばかりだとブラスバンドやバイオリンの介入が厳しくなってしまうのもありますし!
こちらはライブの展開を引き締める意味でも効果的な役割を務めていたかと思います!
VS Lumine - The second form【X8より】
最後はX8よりルミネ第二形態のBGM!
現時点での最新作であるX8(最終作とは言わない)のラスボス曲となります。
「何だかんだX7までシグマだったから今回もシグマだろう」という固定観念を遂に破壊して行ったことがセンセーショナルな出来事だったのは間違いありません。
音楽的にもラスボスでありながら前向きなメロディと言うのもシリーズで初めてのこと。
ステージの明るさも含め「古い時代に終わりを告げる」というルミネ側に沿った演出となっており、プレイヤー側からすると何とも言い難いもどかしさを感じる戦闘です。
メイン旋律をギターがソロで奏でることによる哀愁が魅力の楽曲。
ライブ演奏も極めて原曲に近いスタイルが取られていたかと思います。
ルミネ戦は全体的に見て決して激しい曲ではないのですが、激しさは感じる曲です。
静の中にある動の表現が豊かな曲ではないかと。
ライブではその曲だけでなく演奏陣のパフォーマンスによって唯一無二の空気感を生み出されていましたね。
メドレーのラストであり、シリーズ演奏のラストを飾る曲として最高でした。
個人的にXシリーズの中でも生演奏が見てみたい曲に自然にリストアップされる曲だったので、本当に演奏されて嬉しかったですね!
10.Give It A Shot【ロックマンXアニバーサリーコレクションより】
今月末に発売予定のロックマンXコレクションより新モード「Xチャレンジ」で流れる新曲!
今はモードの紹介PVで聴くことができるのでまだの方は是非!
爽快なバンドサウンドが最高な楽曲!
この曲のアレンジをいきなりライブで聴けるなんて贅沢な話!
個人的な感覚としては「ロックマンファンが考えた最強のロックマンBGM」という趣きを感じる曲。
今のロックマンにはロックマンで育ってきたロックマンファンが関わっているのだということを物凄く強く感じますね。
とにかくロックバンド隊の輝きっぷりが凄かった曲です。
「この曲を弾くのを待っていたんだ」と言わんばかりの弾けっぷりで観客席の全員を魅了してくれました!
全3公演で毎回演奏しての盛り上がりが加味されていたというのもあるのでしょう!
Mosの皆さんの観客煽りも抜群に決まっていて、本当に一番盛り上がった曲だったんじゃないでしょうか!
悩んで来なかった人はこれを見逃したというだけでももったいないと思えてしまうほど!
ヒューズマンステージも含め、まだPVでしか聴けない新曲のインパクトが物凄いライブだったのは間違いないのです。
「新しいロックマン始まるぜ」というメッセージだったんじゃないかと自然に思えるほどにです。
ライブに来たのは思い出補正のある「自分達のロックマンの音楽」を聴きに来た人ばかりなわけですから、新作の曲とはある意味最もアウェイになってしまう楽曲。
でも新作には、「皆の1番に負けないくらい愛も気合も込めてるんだよ」という製作陣の想いがきっとあるのではないかと思います。
そういうものを音楽を通して感じさせてくれただけでも、物凄く意味の深いライブだったなと思っています。
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11.X VS ZERO【ロックマンX5より】
そしてこれが来るんですよ!!
これをラストに持ってくるというのがもう最高に"分かってる"!!
メドレーから外れ、1曲で演奏される意味がある曲!
そしてライブの最後を締め括るのにもふさわしい楽曲!!
それほどまでにこの「X VS ZERO」という曲は優れすぎた1曲です。
『ロックマンX5』はシステム面は正直そんなに出来の良い作品ではないけども、プレイしたことのない人には、やっぱりこの曲であのゼロと正面から戦ってみてほしい。
どうしてもそう思ってしまうんですよ。
X5は当初シリーズ完結作という体で作られたと聞いています。
ゲーム内容は改善点が多くあるとしても、あのゲームが持っている独特の空気感は極めて強い高揚感を催すものです。
初めてエンディングを迎えた時の気持ちは忘れられませんね。
今回はライブのトリを飾るということで、全楽器が参加できるアレンジが施されており、原曲よりも若干テンポを落としてのメロディアスな演奏でした。
原曲は速すぎてついてこれない楽器があるからかなと!
メイン旋律をブラスバンドの圧力で盛り上げながら、バイオリンが原曲にない哀愁を醸し出す。
その裏で原曲の空気を構築するロックバンド陣の演奏が冴え渡る。ギターのリフが強烈で素晴らしい!
観客それぞれにそれぞれのロックマンがあり、全ての人がロックマンXシリーズをやっているわけではないはずです。
最後は知らない曲だったな…あの曲が聴きたかったな…という人もいたと思います。
それはそれで良いと思います。その気持ちも痛いほど分かるんです。
それでも、敢えて言わせてほしいです。
シリーズ30周年の集大成にして、このライブのトリを飾るのに、本当にベストで最高の楽曲、そして演奏でした、と。
幕間 エグゼ VS ブルース
曲じゃないですけどね!
まぁライブと言えばアンコール!
アンコールのないライブは今やそうはない!
浅草花やしきで展開されているロックマン30周年記念イベントに登場するロック(エグゼ)とブルースが登壇!
繰り広げられる謎のコント!セイバーではバスターには勝てない!
まぁよく分からんがテンションの高まってる観客はとりあえず大爆笑!
エグゼ15周年の時には花やしきにも行ったので何度か見ているのですが、ロックの顔をなんであんな険しい顔にしちゃったのか割と小一時間問い詰めてみたいなぁと思ったり何だったり。
この面である。
そんなこんなあって再登壇する演奏陣!
盛り上がる会場!
そしてロックとブルース!
アンコールはこれだ!
EX.1 ロックマンエグゼ メドレー2【ロックマンエグゼシリーズより】
ロックとブルースにあやかってここからはエグゼの曲を再び演奏!
いやまぁエグゼちょっと短くない!?とは思ってたんですよ実際!!
アンコールがあるならエグゼの曲を!と思っていた自分がいたのは事実。
だってエグゼと言ったら外しちゃいけない要素があるでしょう!
オペレーション!【エグゼ1より】
バトルオペレーション!セット!
イン!
そうバトル!戦闘曲!
エグゼ1より通常戦闘曲を演奏!
メドレー2は戦闘曲を中心に演奏するスタイル!
やはりエグゼ1の戦闘曲の「始まった」感は異常。
戦闘曲らしい激しさは抑えめながらも、高揚感たっぷりの戦闘スタートを演出してくれた楽曲です。
それでいてどこか幻想的なメロディは、15年以上前の我々を新しいロックマンの世界に誘いました。
インターネットなどの電脳空間から、この曲に移行した時のワクワク感を忘れることはできませんよね。
「X vs ZERO」で激しい演奏を見せてくれた各楽器陣が、この曲のメロディをしっとりと端正に弾き上げる姿は良いギャップを感じる演奏でした。
ウィルスバスティング【エグゼ2より】
続いて演奏されるのはエグゼ2の通常戦闘曲!
1よりもストレートに明るいメロディになっており、イントロの音数の多さや1作目からの進化を感じさせてくれる内容でした。
熱斗とロックマンの成長も戦闘曲に反映されているのかもしれません。
音使いに大きな差はないのですが、1のバトルは作品全体を総括したぼんやりと拡がる曲。
あくまでネットと社会の波に巻き込まれて戦っている感じがするんです。
その点、2は明確に「熱斗とロックマンのバトルテーマ」という印象が強いです。
もう熱斗達が中心にいるんですよね。
ライブ演奏に関しても、曲調に変化などは加えず、1のテーマから流れるように次の演奏に移行したイメージがあります。
それでも、違う曲が始まったということが確実に分かったのが面白いなと。
エグゼ1を素体とし、エグゼ2から本当のロックマンエグゼのスタートというイメージがあります。
6まで続いた基本的な要素の中で2から始まったものはかなり沢山ありますからね。
インターネットのマップメイキング然り、戦闘システム、やり込み要素然り、1から2のバージョンアップは目を見張るものがあります。
1の良さをそのままに前向きに大きな発展を果たした『ロックマンエグゼ2』というゲーム。
2のテーマの演奏が始まった時に、大きくフラッシュバックしたのはその部分ですね。
THEME OF ROCKMAN EXE【エグゼ1より】
そしてメインテーマに戻っていく!
最早多くを語る必要はないでしょう!
アンコールという最も熱量が高くなる時間に、エグゼシリーズをチョイスしてくれたこと。
その内容がバトル曲からメインテーマへの胸が熱くなるメドレー。
ノリノリの演奏陣。高まる会場のボルテージ。
ライブってのはこういう時間のためにあるものですよ!!
EX.2 Dr.ワイリーStage1(アンコールver.)【ロックマン2より】
最後に泣きの(!?)もう1曲ということで!
最初にプレイしたDr.ワイリーStage1をもう一度!
ロックマンと言えばおっくせんまん!
…というわけではないのですが、この曲で始まりこの曲で終わるというのは、何だかんだ言って胸が熱くあるものがあります。
1曲目と同じように始まり、2コーラス目から演奏陣の動きが大きく変化!
ソロパートもより激しさを増し、全く違う激しさを持ち合わせた演奏となりました!
やっぱりゲーム音楽をはじめとするインスト曲のライブは、原曲と全く違うアレンジが施され、知ってる曲も知らない曲かのように楽しめるというのが素晴らしいところです。
さながら、「全曲がサプライズ」とも言うべき面白さがあります。
同じ曲を2回演奏するライブというのは、そう多くはないと思いますが、インスト曲という性質上、この演奏は1回目と同じ曲であって違う形をしたものです。
原曲からの変化を楽しみ、最後に同じ曲からの変化をもう一度楽しめる!
ロックマンBGMのライブならではの熱さがそこにはありました!
最後はMCUさんも参戦し、演奏に負けないパワフルな声でラップを全力歌唱!
30周年オールスターチームでの激アツな演奏で大盛り上がりの中、ロックマン30周年記念ライブは幕を閉じました!!
こんな素晴らしいライブイベントを本当にありがとうCAPCOM!!